以前ナット交換で掲載させて頂いたCrews Maniac Sound製Jazzmasterタイプを、フレット交換ご依頼いただきました。
ご依頼主はバンドマン。めちゃくちゃ使い込まれてて相棒って感じですね。
Recが有るのでなる早で…とのこと。
早速手を付けていきます。
ネックの状態や他の状態もチェックし、フレット抜きに入ります。
フレット抜きには指板のダメージが避けられませんが、最小限になる様慎重に進めます。
当方は指板面にオイルを塗り、熱を加えながら抜いていきます。
指板に熱を加えることに抵抗ある方も居ますが、当方はフレット抜きの際にネックにかかる熱なんて何ら問題ないと考えています。
まぁ人によって考え方は色々ですから…
勿論、いままでトラブルは有りませんしね。
フレットが抜き終わり、テンションをかけて指板修正です。
指板修正はテンション掛けをしなくても可能ですが、この個体はなるべく弾き易くするという目的と若干のハイ起きが有ったのでその辺の改善も目指して行います。
フレットを準備し、プレス、整えていきます。
デタッチャブルのフレット交換は作業性が良い!
有難うレオフェンダー。
フレットサイドを整え、ナットをある程度作って弦張り、擦り合わせです。
言葉で書くと凄いアッサリですけど、時間は結構かかってます(笑)
その後ナット完成、セットアップになります。
修理費用は高額ですが、その分様々な工程と精度が求められます。
当方の混み具合やパーツの有無も有りますが、デタッチャブルなら一週間以内に納品することも有ります。
お急ぎの方は聞くだけ聞いてみてください。(笑)
毎回勉強させて頂いてますし、もっと勉強が必要だなぁとも思います。
たまーに微妙な仕上がりのフレット交換痕を拝見することもあるので、少なくとも当方がそう思われないような仕事が出来るよう精進して参ります。
ご依頼いただいたバンドです。是非チェックしてみてください。