熱心なファンも多いSteve Lukatherのわりかし新しいモデル。
TonePotがPush/PushSWも兼ねており、ゲインブーストが可能なモデルになります。

Sw機能が併設されているPOTは壊れやすくトラブルが多いのですが、この個体もSWのアクションが元に戻らないという症状でした。ゲインブースト掛かりっぱなし…。
個人的にはPush/Pushって壊れやすいイメージが強いです。
Push/Pullよりハードに扱われやすいですしね。

タイミング悪く代理店が変わった時期と被っており、メーカー預かりやパーツの供給が難しいという理由でご依頼頂きました。
御覧の通り、ブースターの基盤と一体化しており、気軽に交換が出来ません。
生産するにはこのほうが良いでしょうけど、トラブルがあると手間なんでユーザーライクではないんですよねこういうの。(まぁ壊れた時の事なんて考えて作らないでしょうけど…)
基盤に合う似たような寸法のPotも見つからず、お持ち込みのPush/Pullに交換依頼いただきました。
Push/Pullの方が少し丈夫だと思いますし、演奏中にGain上げる事って足元で行うのがほとんどだと思いますし、演奏中に当たって切り替わってしまうこともないでしょうし、良いんじゃないでしょうか。

幸いにも元のPOTを外せそうだったので、作業を進めます。
基盤を痛めると一発アウトですので、慎重に基盤からPotを外し、配線材で繋ぎます。
そうすれば今後Potの不良が出ても、次修理する方が楽になりますしね(笑)

字で書くのは楽ですけど、この基板から外す行為がなかなか怖かったりします。
結線して音出なかったらどうしよう…とドキドキしながら壊れない様に慎重に作業を進め、音が無事出た時は快感です。
何でも出来るというわけでは有りませんし、仕様によってはメーカーに出すしか手段が無い場合も有りますが、可能な限り出来ることはやっていこうと思います。
(もちろん純正が良い!という方にはそれに合わせたやり方を模索していきます。)

楽しんで弾いていただければと存じます。

logo Guitar works Roost

all for your inspiration!!

皆様の素敵な楽しい音楽ライフのお手伝いが出来ればと思います。