PBのブリブリした音というのは、バンドサウンドの中で埋もれてしまうこともあると思います。
昨今では受け入れられた(と勝手に思っている)PJスタイルに改造ご依頼いただきました。
PJって基本JBシェイプなので、PBをPJにするのは新鮮でした。
最初世の中にPJが出た時ってJB、PB各ユーザーではいいじゃん!という意見とは裏腹に、どっちつかず!とか、中途半端!とか色々ご意見があったと思います。
それだけ多様性な世の中なんですね。(テキトーな事言ってスミマセン)
まぁベーシストは割かし新しい機材や楽器に柔軟なイメージが有りますので…(笑)

PBにJBリアマイクが入ると、トレブリーというか固い音がミックスされるので、ご依頼主の音作りとしてより抜けやすい音になります。(あくまで好みですし、抜ける音=良い音でないときも有りますけど)

またローの輪郭がぼやけて聞こえるということなので、その辺の改善も目指していきます。

この個体はブリッジサドルに巻弦の根元が掛かっている為、ブリッジ位置も修正します。
サドルにかかる角度も付きすぎで弦とサドルの接する部分がより自然に乗るようにします。

材や目指す音からザグリ位置を打ち合わせして加工。
PGも作り直し…の予定でしたが、現状のPGのまま、MasVol:Tone、Balancerという配線に。
一般的なPOTに比べてアースを取れる場所が限られているので、なかなか苦心しました。
まぁ何とかなるもんですね(笑)

弦はそのままですが、ブリッジ位置を下げてサドルに対する弦の当たりも変わっているのがお判りいただけるでしょうか??
楽器って数ミリの違いで音が変わります。(感じるか否かは人それぞれです。正解なんて有りませんし、当方も解らないとき有ります。笑)
今回は当方もご依頼主も満足する結果になり何よりです。

ご依頼主は当工房のすぐ近くにあるライブハウスのスタッフさんです。
バリバリバンドもやって、運営もして…。
このご時世、ライブハウスに限らず音楽に携わる方は、運営さんも演者さんも本当にもどかしいと思います。
微力ながら少しでもお手伝いできたなら嬉しく思います。
何とか時代に合わせて踏ん張って楽しんでいければと思います。

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皆様の素敵な楽しい音楽ライフのお手伝いが出来ればと思います。