初見ではJeff Beckかな??と思っていたのですがストラトプラスでした。
当初は他にお持ちのギターの様に指板Rをフラットへ変更を兼ねたリフレット依頼でしたが、ローラーナットは9.5’Rで設計されている為、ローポジの弾き心地が上手く帳尻合わせ出来ません。
その旨をお話しさせて頂くと通常のナットに変更されたいとお話しいただきました。
そこまでやってしまうとネックオーダーも視野に入る価格帯ですが、ずっと使い続けたいというオーナー様の熱い気持ちは揺るがず。
精一杯お答えしたいと存じます。
ローラーナットを外し、指板にメイプルを張っていくのですが、今後ロッドキャップの修正やロッドナット交換の際にこのままメイプルを張ってしまうと色々不都合が…
ロッドキャップ入れ直しも行います。
指板材でサンドする形になります。
木の端材や消耗品を買うのに便利でしたが…
12Fからナット位置を割り出し、ナット溝を掘っていきます。
アコースティックのブリッジサドルを掘る治具を流用しましたが何とかうまい事出来て良かったです。
久々に自分を褒めたと思います(笑)
指板Rを16’へ変更するのもかねて修正していきます。
シーラー吹付後、フレットを打っていきます。
手持ちの材では木目を合わせることが出来ず…泣
牛骨ナットも製作し、擦り合わせや全体調整など仕上げていきます。
もう一息!
大仕事をやり切って充実感も有りますし、何より良い経験をさせて頂いたと感じます。
1F押弦時、チューナーがばっちりで嬉しかったです。(笑)
ご用命、有難うございました。