購入されて位から3、40年年ほど経ちこれだけはずっと手元にあるというお話をして頂きました。
ずっとほったらかしとのことでどこか不良が無いかチェックもかねて調整、クリーニングしていきます。



指板の汚れを落とし、フレット研磨。
ボディ内部に埃やゴミも多く、吸引、綺麗にしてからブレーシングチェック。
ナット溝も限界に近かったので交換、お好きなサウンドを考慮してTUSQで製作します。


古い国産のアコースティックは状態、弾き易さが微妙なものが有りますが、当時の職人がしっかり作って素材はハカランダ。
フレット残りは少ないですが、仕上がり後の出音は非常に煌びやかでローもしっかり良い音する個体でした。
貴重な経験させて頂き有難うございました。
末永く楽しんでいただければ嬉しく存じます。