Guitar Works Roost コロナ禍が続き、街も人がかなり減っています。
当方は変わらず営業しております。
娯楽が限られてきますが、こういう時は家でゆっくりギターでも弾きましょう。
今回はお客様が自前で揃えたパーツ、本体に、お客様考案のピックガードを製作して組み立てるというご依頼でした。
ゆっくりでいいですよというご厚意に甘えてしまい（ちゃんと忙しかったんですが笑）お待たせしてしまいました。
その代わりと言っては何ですが、ご満足いただける仕上がりになったと思います。
特徴的なお客様デザインのピックガード、TLネックにSTボディ、6弦ホーンにPUセレクター、P-90が二つ、サイドジャック仕様とこだわりが満載です。
TLとSTではネックエンドの形状が違いますし、仮組ではセンターも出なくてスカスカでした。
ポケットに埋め木をして、ネックが安定して取り付けれるようにします。
PGを型起こしします。
罫書を何か所訂正してあるのはご愛敬です（笑）
この辺はメールで画像を送ったり、直接ご来店頂いたりと綿密に打ち合わせさせて頂きました。
やっぱりデザインって難しいですね。
少しライン変えるだけで印象が大きく変わりますし…。
楽しくも難しかったです。
そしてボディ加工用の治具も製作。
改造もやりますがここまで大胆な改造は珍しく、ほぼ製作に近い感覚でした。
普段のご依頼はリペアーがほとんどですし、工場時代も基本組み立ての仕事でしたので、まるで専門学校生時代のような、ワクワクと緊張感を経験させて頂きました。
本当はもっと写真を撮りたかったんですが、写真が無くて申し訳ございません。
サイドジャック加工やPG製作、配線等、色々お話しは有るんですが、組立に夢中でした…。（笑）
本来はハードテイル仕様をご希望ですが、予算の兼ね合いで断念されました。
その代わりと言っては何ですが、スプリング5本で固めています。
お渡しの瞬間はドキドキでしたが、喜んで頂けた様でホッとしました。
また、スタジオで大きい音でご確認頂きましたが、気に入って頂けた様で自分も苦労が報われました。
こういう仕様の楽器、多分無いと思います。
今回、デザイン面でも、お仕事としても大変勉強させて頂きました。
この場を借りて御礼申し上げます。
