ゲキ暑だった夏が過ぎ、涼しくなった…と思えばまだ暑いこの時期。
アコギのナット交換をご依頼いただきました。
割れてしまっているので外すのは難なく。
普段外すときは周囲の塗膜に切り込みを入れ、当て木をしてハンマーでたたいて外します。
接着剤の後を取り除いて、牛骨を削りだししていきます。
きつくなく、緩くなく、各平面を出しながら磨いていき、ハマるようになれば仮整形します。
特に指定が無ければ当方の丁度いいと思うところで決めています。
Stewmacの道具を買ってからこの作業が格段に楽になりました。
昔は両端を決めたらその弦間を測って、そこから弦の太さを引いて等分割して位置決めして…
というまぁまぁ時間が掛かっていましたが、このおかげで難なく作業出来ます。
こういう道具作った人、天才だなぁ、有難うと思います。
折角決めた弦間がずれない様に。
そして溝が深くなく、浅くなく、きつくなく、緩くなく。
ネック幅からジャストの位置に。
そして美しく。
作業として大よそ1時間弱でしょうか。
仕上がった時のコーヒーを楽しみに集中して製作しています。
ご用命、誠に有難うございました。
楽しくギターを弾いていただければと存じます。