今はガスリーゴーヴァンやマティウスアサト等が人気ですが、当方の影響を受けた世代はやはりポールギルバードやイングウェイ、ヴァイ、サトリアーニ等の80~90年代です。
その中でもかなり人気が有るのがヌーノベッテンコート。
同世代の方とお話しすると結構いらっしゃいます。
仕事柄、よく見ることも有りますが、パデューク仕様は珍しい。
結構重たいんですね(笑)
同サイズのステンレスフレットにご依頼いただきました。
結構固いエボニー個体の指板ですので、超慎重に抜いていきます。
ExtremeをBGMに作業しますが、ノリノリでは出来ません(笑)
WashburnのN4シリーズはこの特徴的なジョイントのせいでしょうか、ハイ起きやねじれが多く見られる製品です。
この個体は1弦側に逆反りが少しありましたので、修正もかけています。
指板が厚い製品は修正がしやすくていいですね。
固い分、グッと入ってくれますし、浮いてくることも少ないですし…。
Jescarのステンレスフレットはめっさ固いので、切る、削るというのは凄い大変だったりします。
空調が効いてても汗が出ますし、1日で手マメが出来てしまいました。
世間一般的にステンレスフレット交換代って割高ですが、素材代だけでなく、こういう大変さも加味されています。
加齢とともに切る握力がなくなったら引退でしょうか?鍛えなければ(笑)
ナットの高さを確認して、いつも通りテンション掛けの作業に入ります。
ステンレスフレットは出音は少しブライトですが、イメージ程キンキンしないと思います。
言うならば整った音と言うか、個人的なイメージではコンプを少し掛けたような出音をイメージしています。
なんといっても一度替えてしまえば、ほぼメンテナンスフリーでチョーキングがスムーズになります。
勿論減りますし、曇ることも有りますが、ニッケルシルバーに比べれば長持ちです。
結果、擦り合わせの機会が減りますし、先行投資的な考えだとお財布にも優しいですね。
沢山ご依頼いただくとヘトヘトになってしまいますが(笑)、もちろん有難く、丁寧に作業させて頂きます。
ご自身の楽器にインストールをご検討でしたら、お気軽にお問い合わせください。