楽器業界の大先輩、SugiのUSA製rainmakerをリフィニッシュご依頼いただきました。
2Hum仕様って珍しいでしょうか??
リフィニッシュの理由は気分を変えたいとか、厚い塗膜を薄くして音を良くしたい等、人それぞれですね。
元の個体が有る程度気に入っていて、もっと自分好みの仕様が無ければ、こういう改造も良いですね。
価格帯にも寄りますけど、二本目買ったり、オーダーするよりお得ですから。
ブラックから、赤身のある3TSへ。
全てのパーツを外し、塗膜を削り落としていきます。
恐らくポリ塗装と思われる塗膜を取っていくと、キレイなアルダー材です。
剥いだ時の木目や節が有れば、シースルーカラーには不向きなのですが、潰しカラーでもこの木目クオリティ、流石です。
フロントにTLマイク、茶べっこう柄と指定頂きました。
サクッと書いてますが、これらも気を遣う作業です。
オールラッカーで仕上がりました。
ラッカーならではの薄くて美しい光沢に仕上がってます。
中々の緊張感、集中しすぎて写真撮ってませんでした(笑)
元に戻すだけじゃんと思うかもしれませんが、バラすより、組立の方がずっと難しいんです。(当たり前?笑)
これまでの作業、さも当方が行ったように書いてますが、リフィニッシュに関しては信頼のおける楽器専門の塗装業者にお願いしています。
正直、当方がやろうとすると時間が掛かりますし、ここまでキレイに出来ないでしょう。
剥ぐにも塗るにも高等な技術が必要ですし、仕上がりはしっかりした設備と、知識と経験のある技術者によって施工される事に大きく左右されます。
元が厚めの塗装だったこともあり、出音はかなりカラッとクリスピーな、明るい音になりました。
お値段も張りますが大変ご満足して頂ける仕上がりになりました。
これからどんどん鳴っていくと思います。
移転前にお渡し出来て良かったです(笑)。
ご興味がある方はお気軽にお問い合わせください。
ご依頼主はYoutube、ニコニコ動画で活動しているとのこと。
今後このギターで新しい動画が出てくるかもしれません。